「妊娠で降格」最高裁の画期的判断を期待

こんにちは。
「マタハラNet」です。

マタニティハラスメントを受けた女性が「妊娠を理由に職場で不当に降格させられた」と訴えた裁判で、訴えを退けた１審と２審について、今年9月に最高裁の判断が示されます！
しかも、弁論が開かれることから、女性にとって１審２審よりも有利な判決になる見通しです。

この女性の場合、ほんとうに不利益取り扱いなのか、２審までの結果を鑑みて周囲の理解を得るのも難しかったことと思います。
地方裁判所はどうなっているのか、女性の心痛を思うと悲しくなります。
何故、女性がここまで戦わなければならないのでしょう。

使用者の指示一つで、働く者の人生は大きく変わってしまいます。
働く者が、自分の権利を認めてもらうためには、多くの時間と苦痛を伴い、突き落とされた崖を上って来なければなりません。

しかし、誰かが先陣を切らねば変わりません。
女性に関する労働法の様々な規定も判決も、先輩方が後に続く我々のために闘って勝ち取ってくれたギフトです。
この女性は、そうしたことをある程度覚悟の上で、臨まれたのではないかと思います。

2014年7月21日

2014年7月30日