横行するマタハラ 誰もが協業しやすい職場環境を (水無田気流) 女男 ギャップを斬る
横行するマタハラ 誰もが協業しやすい職場環境を (水無田気流)
女男 ギャップを斬る
(前略)
妊娠出産とは「自然」が相手。完璧にコントロールすべしというのは、人間の傲慢であろう。だがこれを、独力で成し遂げて当たり前と思われているのが、今の日本の女性たちである。「妊娠は自己責任」などの言説は、この証左であろう。職場でのマタニティーハラスメント(マタハラ)横行も深刻だ。
(中略)
急速な生産年齢人口減少の最中マタハラが横行するという事態は、あえて言えばこの国の「社会的自殺」だ。次世代を育むための協業を欠いたままでは、やがてこの国は土台から崩落する。私は、この分野にも「坂本龍馬」が欲しいと思う。薩長を和解させたように、「男や女や、既婚や未婚や、妊婦や介護従事者や言うちゅう場合やないがやき!」と一喝していただきたいものである。