マタハラ最高裁判決 NHKの解説
マタハラ最高裁判決から一週間が経ちました。新聞各社は翌日の朝刊のトップニュースでこの判決を報じました。この事件の当初の取り扱いからすると格段に注目度が上がっているといえます。
しかし、この事件はなかなか簡潔に説明することが難しく、いまだに多くの誤解をされています。NHKは時論公論のサイトで事件の経緯についてわかりやすく説明しています。
もっとも多い誤解は、「軽易業務への転換を希望したのだから降格は当然ではないか」というものです。しかし、妊娠による軽易業務への転換は法令で認められた権利であり、これを理由とした降格は禁止されています。降格された女性は妊娠中だけでなく、産後復帰してからももとの役職に戻ることはありませんでした。
(本文より)
判決のよりどころとなった男女雇用機会均等法は、妊娠出産や、それに伴う業務転換、時間外労働の拒否などを理由に、解雇や降格、減給など不利益な扱いをしてはならないと定めています。
今回は、このうち負担が軽い業務への転換が、降格の理由だったかどうかが争われました。
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誤解ならともかく、被告側病院のスタッフが本名で開設しているブログやFacebookでは、
「真実は別なとこなのに」
「上司がかつての部下だった。それに腹がたったようだよ」
「降格されて給料減ってそれが不満だっただけ」
「裁判そのものはどうでもいいんです。
その証拠にマスコミ報道でもうちの争点が何だったのかほとんど紹介しないでしょう。
そのかわりに本当のマタハラ当事者の証言・事例を出す。そうするとうちの事件とミックスされて、
こんな酷いマタハラに対して、こんな画期的な判決が出たんだあ、ってことになる。」
「政治的背景があった」
などと、
原告や支援者等を攻撃(名誉毀損)しているものもありますよ。