子供が二人もいるのに、時短勤務をさせてもらえません。

東京都の職員で2人目の育休を開けて復帰しました。

復職にあたり、短時間勤務をしたいと申し出ましたが、上司にダメだといわれました。

一人目の育休が就職してすぐとなったため、ほぼ新人と同じ扱いです。一人目の育休から復職して、職場になじめず、体調を崩し、しばらく休職し、その間に二人目を妊娠出産しました。そのため、新人のくせに仕事もできないのに短時間で働くことが気に入らないようです。実際、短時間勤務では、仕事内容の都合上、仕事にならないと考えられています。また、他の部署への移動は不可能だということです。

「仕事をすること自体をよく考えた方がいいのではないか」と言われました。

公務員なら出産育児をしながらでも働きやすいと思ったので、就職したのに現状はこのようでした。

仕事をせずに妊娠出産している私が悪いのでしょうか。

東京都の職員には、「地方公務員の育児休業等に関する法律」が適用され、時短勤務については「任命権者の承認」を得ることが必要とされています(同法10条1項)。もっとも、任命権者が独自の判断で好き勝手に承認を行うことは認めておらず、「任命権者は、・・・当該請求をした職員の業務を処理するための措置を講ずることが困難である場合を除き、これを承認しなければならない。」と定められ(同条3項)、すなわち、業務分担の変更、非常勤職員の採用や配置転換等の措置を講ずることが困難である場合を除いては、承認しなければならないとしています。職場の状況にもよると思いますが、東京都という大きな組織で、このような措置を講ずることが困難であるとはなかなか言えないのではないでしょうか。上司が掛け合ってくれないのであれば、更にその上の上司に相談し、それでも解決が困難であれば、東京都における労働基準監督機関としての機能を担っている東京都人事委員会に相談するのがよいと思います。