<体験談 さとうさん 1>マタハラでパートに降格、子どもは待機児童に
私は産休・育休中に在籍していた会社を解雇され、現在その親会社でパート社員として働いております。急に仕事が決まったため娘は当月の保育所申込に間に合わず、いまも待機児童になっています。
私はマタハラに対して行動を起こせず、悪く言えば泣き寝入りしたような感じになってしまいました。こうして新しい環境で働いていてもやはり気分は晴れないもので、まだ悶々とした日々を送っています。
在籍していた会社は社員が私一人という4年前に出来たばかりの小さな会社でしたが、親会社は歴史のある割と大きな地元企業です。面接時にも「産休・育休OK」との回答もいただいていたので安心しておりました。
ところが産休前に私の会社がほかの会社の業務委託を受けることが急に決まったのです。そこから私の人生は大きく変わりました。私はその業務委託を受けた会社の部長から、マタハラを受けました。
彼の話は当初「私は業務委託会社の正社員となる」というものでしたが、その後以下のように変わっていきました。
「正社員でいたければフルタイム、自家用車を持ち込み県内の営業を一人でしろ。それが無理なら、パート社員で働いてもらう。」
この時点で納得がいかず、一人ずいぶん悩みました。そして、直談判。フルタイム営業は難しいので時短、もしくは給料が減額になってもいいから正社員でいたい。パートタイムというのは納得できない、と伝えました。
この私の発言が気に入らなかったのか、最終的に彼はこう言いました。
「年収103万以内のパートタイム社員としてでなければ雇用できない。会社の業績悪化が原因。きみにも責任がある。それが嫌なら、旦那にもっと給料がよいところに転職してもらうか、きみが就職活動をしろ。」
しかも、彼は私について他の社員に「ワガママを言う社員だ」などとあることないことを言いふらし、私は最後には孤立していました。