一度正社員を退職すると、安定した収入はなく綱渡りのような生活に。

色々考えましたが、第一子の時には有給休暇だけでは足りず、欠勤をしてしまうほど病気がちだったこともあり二人の子供をかかえてそのような状況に会社がある中で、子育てをしながらの弱い立場の私はこの会社で仕事を続けることは何かと難しいのではないか?そうであれば、退職金も少し多く出してくれるというしその話で退職してしまった方がいいのではないかと考え、会社都合の退職ということで10年1ヵ月務めた会社を退職することにしました。

 その後、1年間は失業手当と退職金を生活費にあて、失業手当の支給が終わったころから、新たに就職活動をし始めましたが、2児の子持ちの40代後半の女性に、自分の希望するような仕事はなく、現実の厳しさをつきつけられました。
2011年3月11日の震災でますます雇用環境は悪化し就職活動は困難をきたし、さらに私自身に病気が見つかり、闘病のため前職の退職金を切り崩しながらほそぼそと生活を余儀なくされました。
 幸いな事に病気は完治し、2013年ぐらいから自宅でフリーランスの翻訳者として仕事をしています。 それでも、やはり正社員のような安定した収入などの保障もなく、生活は綱渡りのような状態が続いています。
かといって、二人の子持ちのアラフィー女性には好条件の正社員の仕事はなかなかありません。このような現状を考えれば考えるほど、育児休暇中に退職勧告され、経営不振による会社都合のリストラではあったものの、あの時にそれを了承し退職してしまったことを悔やむ時もあります。

一方で子供とは一緒にいれる時間も多くとれたので、それはそれで良かったなぁと思う気持ちもありますが、気持ちは複雑で未だに気持ちの整理ができているとは言えません。

(おわり)